24週頃には赤ちゃんは650gほどになっています。超音波で赤ちゃんが元気かどうかを確認します。
病院によっては、妊娠糖尿病のスクリーニングテストとして、GCT(グルコースチャレンジテスト)が行われます。
グルコースチャレンジテスト(GCT)
妊娠による負荷のために糖尿病になる、妊娠糖尿病と呼ばれる病気があります。妊娠中の高血糖は赤ちゃんが巨大児になる、帝王切開率があがることなどから、見つけたら治療をすることが勧められています。
妊娠糖尿病の診断には、すべてのお母さんにスクリーニングテストとして、グルコースチャレンジテスト(ブドウ糖の入ったサイダーを飲み、1時間後に血糖値を測定する検査)を行います。その値が140以上であれば妊娠糖尿病を確定するための検査としてOGTT:75g糖負荷試験(空腹でサイダーを飲んで、飲む前、1時間後、2時間後の3回血糖測定を行う)になります。それぞれの血糖値が92、180、153を1回でも超えた場合に妊娠糖尿病と診断されます。
妊娠糖尿病と診断された場合には、栄養管理などで血糖値をコントロールします。それでも血糖値が高い場合にはインスリンによる治療が必要となります。
妊娠糖尿病と診断されても、ほとんどの人は分娩後には血糖値は正常になります。妊娠という負荷がなくなる分娩3ヶ月後にOGTTを再度行って、異常が無いことを確認します。妊娠糖尿病になった人は、将来糖尿病になる確率が高いことがわかっています。
超音波検査(経腹)
胎児の推定体重を測定し、ほかに異常がないかどうかを確認します。