妊娠9週頃の赤ちゃんの大きさの個人差が一番少ないので、その時の大きさで予定日を決定します。最終月経日から計算した予定日通りになる人も多いですが、大きくずれる人もいます。今後は、この予定日から計算された妊娠週数を基準にして、いろいろな判断をされるので、予定日の決定は大きな意味がありますね。
予定日は、頭臀長(CRL)または児頭大横径(BPD)で決定!
妊娠9週の頃に、経腟超音波で頭からおしりまでの長さ=頭臀長(CRL)を測定して、その大きさで予定日を決めます。最終月経からの日数や、月経周期なども参考にします。
妊娠に気づかなかったりとか、海外にいて病院にかかることができなかったりとか、いろいろな理由で9週をずっとこえてから初めての受診をする人がいます。そういう場合には、赤ちゃんが大きくなりすぎていてCRLでは予定日を決定できません。こういう場合には頭の大きさなどを基準に予定日を決めます。CRLよりは誤差が大きいですが、それ以外に決めようがないので、BPDを頼りにします。もちろん、最終月経も参考にします。
予定日が決まったら
予定日が決まったら、日本では母子手帳をもらいに行きます。市町村の役場でもらうことができます。同時に妊婦健診などへの補助券(費用の一部を自治体が払ってくれる)をもらえるので、とても大事です。また、会社への届け出などを出すこともできます。
この後で、流産になる確率は1~2%程度に減ります。ゼロにはならないのは残念ですが、そういうものなのです。